育苗センター

下保谷5-6

公共花壇に植える花苗を、行政と協働して市民ボランティアの手で共同生産し、花苗の供給をコストダウンすることにより「花いっぱい運動」の活動を拡大する。この西東京市独自の取り組みが、平成15年に市内栄町に育苗ハウスが設置され、始まりました。平成25年に一時中断しましたが、平成26年に現在の下保谷に育苗センターが設置されて、花苗の共同生産を再開しています。

育苗センターには、約660㎡の敷地に育苗用のビニールハウス2棟、資材用ビニールハウス1棟、育苗用土ボックス、腐葉土ボックス、作業場、駐車場スペース等が設置されています。

現在の花苗生産数は、年間約2万株。会員ボランティアによる共同作業を毎週1回実施し、土づくりから播種・ポット上げ・施肥・潅水・病虫害対策・出荷準備までを実施しています。花苗への潅水(水やり)・見回りは、会員の当番制で毎日欠かさずに実施している重要な作業の一つです。

 

種子から育苗

育苗センターでは、種子やプラグ苗から花苗を生産しています。育苗する花の種類・品種や色は、花壇に適した品種の最新の情報・知識、花壇づくりの経験や花壇グループからの要望を踏まえて、会員自らが選定します。さらに、それぞれの花苗の品種や特性に合わせた栽培管理にも会員の知識・技術・経験や調査研究の成果が生かされています。

 

市内公園の落葉からの腐葉土つくり

毎年晩秋になると市民ボランティアが市内の公園の落ち葉をかき集め、集められた落ち葉は育苗センターに運搬されます。育苗センターでは腐葉土ボックスに落ち葉を有機質肥料とともに集積し、腐葉土づくりの作業をします。ひと夏を経ると熟成した腐葉土となって、また市内の公園に戻り、花壇の土づくりに使用されます。落ち葉の処分にかかるコストと環境負荷を軽減するばかりでなく、資源として有効利用しているのです。

 

育苗用土の独自改良

花苗の育苗用土は、育苗センターで赤玉土、腐葉土、培養土に肥料を独自に配合したものを調製しています。花苗が、苗ポットで良好な苗に生育するだけでなく、公共花壇に植栽されたあとも丈夫に育ち、立派な花を咲かせることができるように工夫配慮されています。

 

苗ポットの回収・再利用

 花苗を花壇に植栽したあとの空苗ポットは、会員の手により回収され、病害が発生しないように一つ一つ丁寧に洗浄・消毒し、再利用しています。緑地保全や緑化推進とともに、資源の再利用・リサイクルによる環境の美化、循環型社会の実現にこれからも努めていきたいと考えています。

 

 

こうして公共の花壇で長く美しく花を咲かせ続けるために丈夫で健全な花苗が生産供給されているのです。生産された花苗は、毎年春秋の2回、花壇グループにより市内の公共花壇に植栽され、美しい花を咲かせて多くの市民に楽しんでいただいています。育苗センターは、会員にとっても植物を育てる楽しみを分かち合いながら、花づくりの実践的な知識や技術を体得できる場となっています。



2013年11月までの活動記録は、「栄町育苗センター」のページをご覧ください。