栄町育苗センター

2013年11月まで、およそ10年にわたり使用していた栄町の育苗センターでの活動記録をご紹介します。


 平成24年12月末の育苗中の花苗は、キンギョソウ 850P、パンジー・ビオラ1000P、クリサンセマムノースポール800Pとなっております。キンギョソウとノースポールは、まだ花をつけていませんが、2月下旬から3月初旬には出荷可能となる見込みです。春先の「つなぎ」用として利用して下さい。植栽計画書に予定してなくても、出荷帳に記入してもらえばOKです。

 昨年のパンジー、ビオラの育苗は大失敗で、皆さんに大変ご迷惑をおかけしました。失敗の原因は播種の時期(8月)の夜間の温度が例年より下がらなかった事だそうです。風のない熱帯夜が続くと、子葉が出てもそれ以上に生育せず、発育不良となったようです。このような事例は、育苗センターでも一度もなく、花専業者も失敗していると聞いております。次回は二度と失敗しないように注意してまいります。(サカタのタネさんの情報)

 春の育苗予定が決まりました。内容は昨年と同様です。別表1を参照して下さい。

「花」の中でも特にマリーゴールド(アフリカン)とベコニアは花期が長く、花壇用の花では最優良種ですね。今年も有効に活用して下さい。

育苗センターの水やり担当が決まりました。大変ですがよろしくお願いします。

別表2を参照して下さい。(25年1月~6月まで)


 育苗センターはどのような造りになっているのか、皆さんに理解してもらいたく、配置図を書いてみました。約500㎡の土地に幅3.6m×長さ12.6mのビニールハウスが2棟、培養土箱が幅1.7m×長さ5.4m×高さ1.2m、腐葉土箱は幅1.8m×長さ5.4m×高さ90㎝で、道路に沿った細長い花壇も枕木を据え付け形を整えてあり、本格的に花壇として管理していきます。

 この育苗センターは最良の育苗環境であるといえるでしょう。皆さんの育苗への参加を期待しております。










2005年8月1日から育苗ハウスは「西東京市花卉育苗センター」(通称:育苗センター)と改称しました。

花壇用花苗の共同生産


1.念願の育苗園の開設

 1997年から「花いっぱい運動」を続けている「西東京花の会」が、市の後押しを受け、西東京市栄町3丁目に花苗育苗用のビニールハウスを設置しました。花壇に植える花を種子や花苗から育てようというものです。

 設置されたのは、約46平方メートルのビニールハウス2棟。土地所有者と西東京市が貸借契約を結んだ約260平方メートルの農地に、整地のための工事費などをかけて育苗園が造られました。

 高くつく購入開花株による花壇づくりを極力抑え、種まき、挿し木、株分けなどで生産した苗を植えつけることでコストダウンをはかり、限られた支援予算内での市民参加花壇の数を増やしています。同会が現在植栽管理している花壇等は40個所あまり。一方、市内には公園が185個所もあります。

 また、ここは栽培技術の実習場でもあり、「植物を育てる技術と楽しさ」を体得した会員を育てる役割も果たしており、植栽花壇のレベルアップにも貢献しています。

 課題は「ちゃんと育てられるか」という点だが、当会には、元都立農芸高校教諭や東京大学農学部出身者、千葉大学園芸学部出身者など園芸専門家らでつくる技術研修チームがあります。

 また、緑化用鑑賞植物の試作育苗園(約30平方メートル)があり、新種や新品種の試作実験を行い、豊富な花材を駆使できるバラエティと斬新さのある花壇づくりの水先案内もしています。


2.3年目を迎えた育苗センター

 育苗園が南側に8m拡張され、約140平方メートル程用地が拡大しました。16年度はハウスの作業専任会員も増え、栽培棚の導入も行われ作業効率も一段と向上しました。

 この結果生産した花苗は、前年度の約1万6千株から2万2千株と量的に拡大し、1年草の種類も増えた他、宿根草苗の生産も軌道にのるなど質的にも充実してきました。

 ただ、ハウスの生産ローテーションと各花壇の植栽計画とのマッチングがまだうまくいかず、定植適期をすぎた苗の残余が出て近くの小学校等花壇への植え付けで有効に処理しましたが、この面での改善が課題として残りました。

 このような状況により当初目標とした年間3万株の苗生産は達成できませんでしたが、新年度に有効につなげたいと思います。


3.育苗センターは花壇苗の生産基地

 育苗センターでのタネ播きからの苗、または市から現物支援のプラグ苗は各公園の花壇、あるいは駅前など公共の場所等に植栽していますが、これらの苗は会員有志の方々のボランティアにより育成したものです。

 主な種類として、春はタネからマリーゴールド(フレンチ、アフリカン)、サルビア、ケイトウ、コリウス等、プラグ苗はインパチェンスとメランポジュウム、さし芽はポーチラカ、ベコニア、コリウス、アゲラタム等です。

 秋播きは、ハボタン、パンジー、キンギョソウ、デージー、ルピナス、プラグ苗はパンジー、クリサンスマム、さし芽はマーガレット、シバザクラ等です。その鉢数は約20,000鉢を超える多量の苗が公園花壇に出荷され人々の心を和ませてくれました。


4.育苗センターで育てた花苗の一部